小児矯正メニュー

子どもの矯正治療について

当院の早期矯正治療は、プレ矯正・早期矯正治療・プレミアム矯正の3種類ありました。
治療の線引きがややこしく、新たに早期本格矯正治療に統合致します。
従来の早期矯正治療は、前歯のみにブラケットを装着していましたが、 今後は、すべての歯にブラケットを装着いたします。
これは今までのプレミアム矯正と同様です。
それにより、子どもの治療のみで完全に矯正治療を完了させることが可能となりました。
世間一般における早期矯正治療は、本格矯正治療へ前準備という扱いですが、 早期矯正治療のうちに治療を完結させるため、早期に本格矯正治療を行っていくシステムにいたします。
従来のプレミアム矯正治療をすべての方に受けていただきたく、統合したいと思います。
抜歯矯正をご希望された方のみ、本格矯正治療へ差額にて移行していただきます。
本来の意味での早期矯正治療は無くなり、すべての方に全顎的な矯正治療をご提供いたします。
要約すると、「非抜歯の本格矯正治療が、子供のうちなら子供の費用で受けられる」ということになります。

早期本格矯正治療

乳歯列期(3歳~6歳頃の乳歯だけの歯並び)

3歳

矯正はあくまで永久歯になってからの歯並びが大事です。
しかし、歯並びが悪くなることは乳歯のころからある程度の予測ができます。

成長期に歯並びの原因となるものを取り除くことで不正咬合を改善していきます。矯正装置は取り外しができ、夜間と昼間の少しの時間入れておくだけです。つまり子供用のマウスピースによる治療です。

このときの治療だけで治ってしまうお子様もいらっしゃいます。
追加で治療が必要な場合はこどもの矯正へと移行していきます。

こどもの矯正(6歳~12歳頃の乳歯と永久歯の歯並び)

12歳永久歯が生えてきてプレ矯正だけでは治らないお子様が対象になります。

子供の矯正では、永久歯が生えて小さいころになかった歯がデコボコしている、前歯の上下の咬み合わせが反対になっているなど成長期だからこそできる時期でもあります。お子さまの歯並びがお母さんからすると気になり始めるころでもあります。

顎の成長をコントロールし、歯が正常に生えられるようにしていきます。矯正装置は取り外しがができる装置や寝るときに使用する装置など数十種類の装置を患者様ごとに組み合わせて選択していきます。
必要に応じてブラケットなども使用して歯並びをみていきます。

※永久歯が生えきった後、希望される方、治療が必要と判断した場合はこどもの矯正から大人の矯正と移行していきます。

こどものうちに治しきる矯正治療

こどものプレミアム矯正子供のうちに歯並びをきれいにし矯正治療終了する矯正です。
ただ、歯並びや歯の状況によりどうしても抜歯が必要な場合や大人の矯正へ移行する場合もあり、適応とならない場合もございます。

※こどものうちに治しきる矯正治療です。
大人の矯正治療が必要になった際は大人の矯正治療に対する差額の費用で矯正治療ができます。

矯正装置の種類

拡大装置(床矯正)

現在、こどもの小顔化が起こっており、あごも小さくなってきています。あごが小さくなっても歯の大きさは変わらないため、昔に比べて今のこどもは歯並びが悪くなっています。小児矯正を受けるこどもが増えてきたのは、歯並びに対する意識が高くなってきた部分もありますが、歯が重なり合ってデコボコになる乱杭歯などの不正咬合になってしまうこどもが増えたこと、またその程度がひどくなったことも大きな要因になっています。

床矯正は、そのままでは成長が不十分になってしまう小さくて細いあごを成長に合わせてコントロールし、永久歯がきれいに並ぶスペースを作る小児矯正治療です。矯正医が状態や成長を見ながら適切に調整しますので、床矯正で顔が大きくなったり、エラが張ってしまうことはありません。
あごが成長する時期にしかできませんので、5~7歳くらいの時期に受診して治療をスタートする必要があります。
骨格が成長する時期に床矯正を行っておくことで、永久歯が生えそろってからの大人の矯正で身体的・時間的・経済的などあらゆる面で負担が少なくなります。

マイオブレース(T4K)

こどものマウスピース矯正のひとつで、筋機能効果により歯とあごの位置を改善するために装着します。歯並びだけでなく、受け口や出っ歯、咬み合わせの改善が期待できますし、口呼吸を鼻呼吸へ導いてくれます。また、発音や飲み込みに問題がある場合の改善にも役立つとされています。トレーニングもあわせて行うとより効果が見込めますので、そうしたご指導も丁寧に行っています。
口周辺や舌の筋肉を整えることで、顔の正しい発達と正常な歯列へと導きます。口周辺や舌の筋肉がアンバランスになると、不正咬合になりやすく、口呼吸や顔全体のゆがみも起こってきます。こうしたことを防ぐために、歯列がある程度改善された後も、永久歯が生えそろうまで装着することをおすすめしています。マウスピースに慣れるまではある程度の通院頻度が必要ですが、慣れてからは3ヶ月に1度くらいの通院になります。
痛みが少なく、お子様への負担も小さくなっています。

ツインブロック

ツインブロック夜寝る時に装着する取り外しができるマウスピース型の矯正装置です。
咬むという機能を利用して出っ歯を治すために下顎の前方への成長をうながします。
夜寝る時に鼻づまりで口が開いてしまい、バイオネーターがどうしてもはずれてしまうお子様に装置が飛び出しづらいタイプの装置です。
叢生も併発しているお子さんは拡大ネジを組み込んで少しずつ歯列弓の幅を広げて行きます。

 

バイオネーター

取り外しができるマウスピース型の矯正装置です。
咬むという機能を利用して出っ歯を治すために下顎の前方への成長をうながします。
成長を引き出したり叢生も併発しているお子さんは拡大ネジを組み込んで少しずつ歯列弓の幅を広げて行きます。

 

ビムラーアダプター

ビムラーアダプターとは、機能矯正という方法の装置であり、取り出しのできる特殊な装置で、子供の成長にあわせて就寝時と昼間2~3時間の使用により、上下の歯を一緒に治し、自然な顔の感じにする矯正治療のことをいいます。
自分で意識してお口の訓練をするのではなく、装置を入れるだけで勝手に噛む力を上げて歯並びを治すことのできる矯正装置です。

 

上顎牽引装置(じょうがくけんいんそうち)

上顎牽引装置出っ歯や咬み合わせが深い過蓋咬合で使う矯正装置です。
上あごの成長をコントロールし、大臼歯(奥歯)を奥に移動させることで咬み合わせを改善に導きます。
夜間のみの装着でも効果が期待できます。

 

目立たないワイヤー矯正

目立たない ワイヤー矯正お子様にとっても矯正装置が目立つことは心理的なご負担になります。
当院では、こどもの矯正にも、目立たないフルホワイト矯正を行っており、追加料金を一切いただいておりません。
安心してご相談ください。

 

早期本格矯正治療(子どもの矯正)

治療永久歯が生えそろう前に最大限の治療をしておくことで、成人矯正をすることなく小児矯正だけで矯正治療を完了させるプランです。成長期に合わせた無理のない矯正治療を中心にすることで、総治療期間を短縮し、経済的にも、そしてお子様の心身への負担も減らすことができます。矯正装置なく思春期を過ごせることで、学業やスポーツ、交友関係もスムーズに送ることができるのが大きなメリットになっています。
このプランは、歯を抜きたくない、受験やスポーツへの影響を軽減したい、全体の費用を抑えたいという保護者の方のご希望に合わせたものです。
ただし、このプランは確実に大人の矯正が必要になる症例には向きません。そのため、お子様のお口の状態によっては抜歯が必要な大人の矯正が望ましいケースも存在します。将来的に歯を抜いた方が良い歯並びや咬み合わせを実現できると予測される場合には、仕上がりなどをしっかりお伝えしながら、大人の矯正への移行をおすすめしています。

こどもの矯正一期治療と二期治療の違い

小児矯正には、一期治療(早期矯正治療)と二期治療があります。一期治療では、あごの成長をコントロールしながら歯並びを乱す悪い癖を治して、永久歯がきれいに並ぶ土台作りをしていきます。二期治療は大人の矯正治療と同様の本格矯正で、すべての歯を動かしてきれいな歯並びと正しい咬み合わせを実現するものです。
一期治療は、本格矯正の前準備であり、ゴールは歯並びを整えることではなく、きれいな歯並びのための基礎を作り上げることです。一般的な小児矯正では、二期治療である本格矯正を前提にした一期治療を行っています。
当院では、患者様であるお子様と、保護者様のご要望にお応えするために、こどものうちに歯並びや咬み合わせを治しきる『早期本格矯正治療』を提供しています。
一般的な小児矯正で行っているあごや筋組織の成長コントロールといった土台作りの一期治療が『こどもの矯正』、そのこどもの矯正にきれいで機能的な歯並びや咬み合わせの実現まで含めたものが当院の『早期本格矯正治療』です。

子供の矯正⇢大人の矯正との違い

メリット
  • 治療のゴールが抑えることができる。
  • 子供の矯正⇢大人の矯正よりも費用を抑えることができる。(差額30万円)
  • 2段階での治療に比べて治療期間が短くなる。(1年以上差がでる)
  • 歯を抜かずに治療ができる。(抜歯が必要な場合は大人の矯正治療になります)
  • 歯並びなど仕上がりをみて大人の矯正に移行するか決められる。(差額30万円)
  • 生え変わりの時期に治療をするため、咬み合わせが安定しやすい。
  • 矯正治療後に歯周組織の健康を維持できる。
デメリット
  • 適応とならない場合がある。
  • 大人への矯正へ移行が必要な場合がある。
適応とならない場合
抜歯が必要なケース。

こどもの早期本格矯正は非抜歯矯正のため抜歯をしたほうがキレイに仕上がる、抜歯をしないとキレイにならない場合はこどもの矯正治療後に大人の矯正治療への移行をオススメしております。
※一度こどもの早期本格矯正を試した後に歯を抜いて大人の矯正をするか考えることもできます。

外科的矯正治療が必要なケース。

下顎が成長してコントロールできず強い反対咬合がある場合は下顎の手術が必要になってしまうことがございます。
当院では外科的矯正治療は行っておりませんので手術を前提とした矯正治療を行える病院をご紹介しております。
詳しくは日本矯正歯科学会のホームページをご参照ください。

永久歯の本数が少ないケース。

10人に1人が永久歯が少ないと言われております。

その他矯正装置について

プレオルソ

取り外し式のマウスピース矯正装置で、夜間と日中1時間の装着で矯正効果が期待できます。あごの骨の成長を促すだけでなく、装着により舌のトレーニングができ、舌や口周辺の筋肉が鍛えられ、これによって歯並びや咬み合わせが改善します。また、指しゃぶりや口呼吸のような悪習慣をなくすことにも役立ちます。
痛みがほとんどなく、装着時間が夜間と日中の1時間だけなのでお子様への負担も小さくなっています。

マウスピース矯正

矯正費用をある程度抑えながら、歯並びと咬み合わせを実用的なレベルに改善させることを目指す治療法で、「T4K」や「ムーシールド」などのこども用の簡易型マウスピース矯正装置を用います。
装着により口周辺や舌の筋肉が鍛えられ、不正咬合の原因になる舌の位置を整え、口呼吸のような悪習慣を治すことで自然に正しい歯並びや咬み合わせになるよう成長を導きます。
本格的な床矯正でなければ治せないケースもありますが、マウスピース矯正だけでほぼ正しい歯並びや咬み合わせに整うケースもあります。本格矯正が100%だとすると、マウスピース矯正は70~80%の仕上がりになるイメージです。ただし、途中で床矯正に移行して100%を目指すこともできます。
目立たないで矯正ができ、取り外しができる矯正装置です。